黒豚さんが、いました。
その隣に、アヒルさんが居ました。
まっちろいアヒルさんです。

一匹と一羽は、温泉付近にいました。
顔を見合わせた一匹と一羽は、そろって温泉へと飛び込みました。

湯気が上がったと思ったら、中からはなかなか男前な2人が出てきました。
素っ裸です。
黒豚さんとアヒルさんは居ません。

「・・・また、乱馬にいいところを持っていかれてしまったな」
「そうだな」

2人は、沐絲と良牙でした。

どうやらまた、乱馬にちょっかいを出して負けてしまったようです。

沐絲は、良牙の方に頭を預けて目を閉じました。

「・・・勝てぬのぅ」
「・・・いつかは勝つさ」

良牙は、そんな沐絲の肩を抱いて励ましました。

ついでに、彼の長い前髪を掻き揚げて額に軽く口付けました。

「そうじゃな」

温かい温泉に浸かりながら、2人はそのまま寄り添っていました。



おわり



アトガキ
ま、ままままま、真歩さま、こんなんでよかったでしょうか?!
良沐書いてみました、はい。
最近なかなか余裕がなくてこんなになってしまいましたが、どうぞお受け取り下さい。